警察庁「警備業の概況」|定点データ
警備業界 市場規模インデックス
警備員数・業者数・機械警備施設数の経年推移
警察庁が毎年公表する「警備業の概況」(令和6年(2024年)末)をもとに、警備員数・警備業者数・業務区分別の業者構成・機械警備対象施設数を5年経年で整理した定点ページです。全国計の値のみを掲載しています。
- 警備員数(全国計・R6年末)
- 587,848人
- 前年比 +0.5%
- 警備業者数(全国計・R6年末)
- 10,811社
- 前年比 +1.3%
本ページの集計範囲:警察庁が公表する『警備業の概況』は全国計の数値のみで、都道府県別の警備員数・業者数・売上高は公表されていません。本ページでは取得できた全国データのみを掲載し、都道府県別データは『未公表』として欠損のまま提示しています(仮値で埋めない方針)。
このデータの読み方
集計範囲・主要指標の意味・本ページが扱わない数値
警備業界の規模を語るとき、「警備員数」「業者数」「機械警備対象施設数」「業界売上高」など複数の指標が混在しがちです。本ページが何を扱い、何を扱わないかをまず確認してください。
本ページの主要指標
| 指標 | 単位 | 何を表すか | 集計範囲 |
|---|---|---|---|
| 警備員数 | 人(年末時点) | 4条業者に所属する警備員の総数。常用・臨時の合計。 | 全国計 |
| 警備業者数 | 社(年末時点) | 警備業法4条に基づき認定を受けた事業者の数。複数業務を兼業する企業を1社として計上。 | 全国計 |
| 機械警備 対象施設数 | 件(年末時点) | 機械警備業務の対象となっている施設の総数。住宅・非住宅の内訳あり。 | 全国計 |
| 業務区分別 業者数 | 社(年末時点) | 1号〜4号それぞれの業務を行う業者の数。1社が複数業務を兼業するため合計は100%を超える。 | 全国計 |
数値はすべて警察庁「令和6年における警備業の概況」(CSV)からの実値。前年比は本ページで自動計算。
本ページが扱わないデータ
- 業界売上高
- 警察庁の『警備業の概況』には売上高の集計は含まれない。全国警備業協会の調査・矢野経済研究所の業界レポートなどは存在するが、公開範囲・調査手法が異なるため一次ソースとしては採用していない。
- 都道府県別データ
- 警察庁公表は全国計のみ。47都道府県の各警察本部が個別公表する事例はあるが、形式・時期が統一されておらず横並び比較ができない。
- 契約件数・契約金額
- 警察庁CSVは業務区分別の「業者数」のみで、契約件数・契約金額は集計対象外。
本ページと組み合わせると見えるもの
- 都道府県別の労務単価は 警備の労務単価インデックス で47県・経年で確認できる。市場規模(本ページ)×単価(労務単価ページ)で地域別の市場規模を概算できる。
- 発注金額の試算は 警備の費用シミュレーター で都道府県・業務区分・時間帯ベースに計算できる。
最新スナップショット
R6年末時点の主要3指標
警備員数(全国計)
R6年末- 総数
- 587,848人
- 前年比 +0.5%
- 常用
- 536,220人
- 臨時
- 51,628人
- (8.8%)
警備業者数(全国計)
R6年末- 4条業者数
- 10,811社
- 前年比 +1.3%
5人以下の小規模事業者が 26.4% 、1営業所の事業者が 84.5% を占める。
機械警備 対象施設数
R6年末- 対象施設数(全国計)
- 3,423,470件
- 前年比 +5.9%
- 住宅
- 1,847,062件
- 非住宅
- 1,576,408件
本ページは警察庁『警備業の概況』に基づく全国計の値のみを掲載しています。都道府県別の警備員数・業者数・業界売上高は警察庁の公表項目に含まれず、本ページでは未収録です(詳細は出典セクション)。
業務区分別 業者カバー率
1号〜4号それぞれの業務を行う業者数と全体に対する比率
業務区分別 業者カバー率
R6年末・全業者数 10,811社-
1号警備業務(施設)
6,974社 (64.5%)
内訳を見る(7項目)
- 施設 6,774社 (62.7%)
- 巡回 2,875社 (26.6%)
- 保安 1,535社 (14.2%)
- 空港保安 79社 (0.7%)
- 機械 542社 (5.0%)
- 住宅対象 387社 (3.6%)
- 住宅以外 476社 (4.4%)
-
2号警備業務(交通誘導・雑踏)
8,800社 (81.4%)
内訳を見る(2項目)
- 交通誘導 8,274社 (76.5%)
- 雑踏 5,137社 (47.5%)
-
3号警備業務(運搬)
662社 (6.1%)
内訳を見る(5項目)
- 貴重品運搬 656社 (6.1%)
- 現金輸送 495社 (4.6%)
- 現金輸送以外 373社 (3.5%)
- 核燃料物質等 10社 (0.1%)
- その他 19社 (0.2%)
-
4号警備業務(身辺)
708社 (6.5%)
内訳を見る(2項目)
- 緊急通報サービス 234社 (2.2%)
- 緊急通報サービス以外 557社 (5.2%)
比率は「全業者数 10,811社」に対する各業務区分の業者数の比率。1社が複数業務を兼業するため、4区分の合計は100%を超える。
全国計の経年推移
警備員数と警備業者数の5年推移
全国計の経年推移(警備員数・業者数、5年)
左軸:警備員数、右軸:業者数各ポイントにカーソルを合わせると前年比%が表示されます。凡例クリックで指標の表示/非表示を切り替えられます。
数値表で見る(全国計)
| 年 | 警備員数 | 前年比 | 警備業者数 | 前年比 | 機械警備 対象施設数 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| R2年末 | 588,364 | - | 10,124 | - | 3,176,544 | - |
| R3年末 | 589,938 | +0.3% | 10,209 | +0.8% | 3,262,011 | +2.7% |
| R4年末 | 582,114 | -1.3% | 10,534 | +3.2% | 3,296,399 | +1.1% |
| R5年末 | 584,868 | +0.5% | 10,672 | +1.3% | 3,231,699 | -2.0% |
| R6年末 | 587,848 | +0.5% | 10,811 | +1.3% | 3,423,470 | +5.9% |
最新年の属性分布
年齢構成・在職年数・業者規模の構成比
年齢構成(警備員)
R6年末| 区分 | 数(人) | 構成比 |
|---|---|---|
| 30歳未満 | 61,204 | 10.4% |
| 30〜39歳 | 53,055 | 9.0% |
| 40〜49歳 | 80,601 | 13.7% |
| 50〜59歳 | 116,958 | 19.9% |
| 60〜64歳 | 74,435 | 12.7% |
| 65〜69歳 | 78,676 | 13.4% |
| 70歳以上 | 122,919 | 20.9% |
| 総数 | 587,848 | 100.0% |
在職年数(警備員)
R6年末| 区分 | 数(人) | 構成比 |
|---|---|---|
| 1年未満 | 103,507 | 17.6% |
| 1〜3年未満 | 122,243 | 20.8% |
| 3〜10年未満 | 187,907 | 32.0% |
| 10年以上 | 174,191 | 29.6% |
| 総数 | 587,848 | 100.0% |
警備員数の規模別(業者数)
R6年末| 区分 | 数(社) | 構成比 |
|---|---|---|
| 1000人以上 | 53 | 0.5% |
| 500〜999人 | 78 | 0.7% |
| 100〜499人 | 927 | 8.6% |
| 50〜99人 | 1,075 | 9.9% |
| 30〜49人 | 1,279 | 11.8% |
| 20〜29人 | 1,277 | 11.8% |
| 10〜19人 | 2,064 | 19.1% |
| 6〜9人 | 1,205 | 11.1% |
| 5人以下 | 2,853 | 26.4% |
| 総業者数 | 10,811 | 100.0% |
データから読み取れる傾向
警察庁CSVからの自動計算(データ更新時に再計算)
- 01
警備員数の長期トレンド
2020年末から2024年末までの4年で、全国の警備員数は -0.1%の変化(微減)。 年平均では0.0%のペース。 需要拡大に対して人員総数が大きく伸びていない構造が見える。
計算根拠
2020年末 588,364人 → 2024年末 587,848人。 年平均は CAGR = (終/始)^(1/年数)−1 で算出。
- 02
警備業者数の長期トレンド
同期間の警備業者数(4条業者)は +6.8%増加し、 年平均+1.7%のペースで新規参入が続いている。 警備員数が横ばいの一方で業者数が増えており、1社あたり人員は希薄化傾向にある。
計算根拠
2020年末 10,124社 → 2024年末 10,811社。
- 03
1社あたり警備員数の変化
1社あたりの警備員数は、2020年末の 58.1人 から2024年末の 54.4人へと -6.4%変化。 小規模事業者の新規参入で、企業あたりの規模感は縮小傾向にある。
計算根拠
各年末の「警備員総数 ÷ 警備業者数」。値は小数1位で丸め。
- 04
機械警備の対象施設数
機械警備の対象施設数は2020年末から2024年末で +7.8%増加。年平均 +1.9%のペースで拡大しており、人員不足を機械警備で補完する流れが定量的にも確認できる。
計算根拠
2020年末 3,176,544件 → 2024年末 3,423,470件。
- 05
警備員の年齢構造
R6年末時点で、60歳以上の警備員比率は 47.0%、 うち70歳以上が20.9%。 一方、40歳未満は19.4%に留まる。 若年層の入職が限定的で、構造的な人手不足が見える。
計算根拠
警察庁CSV年齢別構成比から、該当年齢帯の構成比を合算(小数1位)。
- 06
業者の小規模性
警備員50人未満の事業者が 80.2%、 うち9人以下の零細事業者が 37.5%を占める。 1営業所のみの事業者も 84.5%。 業界全体は多数の小規模事業者で構成される分散市場の特徴を持つ。
計算根拠
警察庁CSVの規模別構成比から、警備員数階層の合算(小数1位)。
※ 業務区分別の構成(1号 64.5% / 2号 81.4% / 3号 6.1% / 4号 6.5%)は、1社が複数業務を兼業するため合計100%を超える。
警備員数が横ばいで業者数が増える「分散・零細化」と、警備員の高齢化(60歳以上が46.9%)が同時進行する構造は、現場運営の負荷をじわじわ重くしています。人員拡張が難しい中で品質と採算を維持するためには、管制・勤怠・請求といった事務処理を効率化する選択肢が現実的です。具体的な検討材料は警備業向け業務管理システム5社比較にまとまっています。
地域別データについて
本ページが都道府県別データを掲載しない理由と、代替の参照先
補足
都道府県別データを掲載していない理由
警察庁が毎年公表する「警備業の概況」は全国計の数値のみを集計しており、警備員数・警備業者数・契約金額の都道府県別データは含まれていません。
47都道府県の各警察本部が個別に管内データを公表する事例はありますが、公表時期・形式・粒度が統一されておらず、横並びで比較できる形では入手できません。本ページでは「嘘NG文化」を厳守する観点から、推定値で穴埋めせず未公表のまま明示する方針を取っています。
参考:v1で扱える地域別の代替指標
- 労務単価(交通誘導A・B)の都道府県別データは 警備の労務単価インデックス で47県分掲載中。
- 都道府県別の市場規模データは、各都道府県警察の警備業協会データを将来補完予定。
出典: 警察庁「令和6年における警備業の概況」 (reiwa6data.csv) / 最終検証 2026-06-10
データの限界・注意点
本ページが扱うデータ
警察庁が毎年公表する「警備業の概況」のうち、機械可読CSVとして提供されている令和6年版(reiwa6data.csv)のR2年末〜R6年末の5年経年データを採用しています。警備員数・業者数・機械警備対象施設数・業務区分別業者数・属性分布などです。
本ページが扱わないデータ
業界売上高・都道府県別データ・契約件数・契約金額は警察庁の集計対象外のため、本ページでは未掲載です。民間調査会社や業界団体の推計値は調査範囲・手法が異なり、一次ソースとして整合的に扱えないため引用していません。
数値の解釈に関する注意
業務区分別の比率は1社が複数業務を兼業するため合計100%を超えます。前年比は本ページで自動算出していますが、警察庁CSVに収録された指数値(基準=100、整数)はR2年100→R6年100で「ほぼ横ばい」と表現されている点を併記します。本ページでは元の警備員数(人数)から小数1位の前年比を再計算しています。
本データの作成方針
本ページは警察庁CSVを唯一の数値ソースとし、検証可能な実値のみを掲載します(嘘NG文化)。仮値・推定値・他社調査の引用は行いません。データが取得できない指標は、本ページ上で「未公表」「未取得」と明示します。最終更新 2026-06-10。
よくある質問
- Q. 警備員数や警備業者数のデータはどこから取得していますか?
- 警察庁が毎年公表する「警備業の概況」のCSV(reiwa6data.csv、令和6年版)から取得しています。同CSVには令和2年〜令和6年(2020〜2024年)の5年分の全国計データが収録されており、本ページの中核データとして使用しています。
- Q. 都道府県別の警備員数・業者数は本ページに掲載されていますか?
- 警察庁の『警備業の概況』は全国計のみで、都道府県別の数値は公表されていません。47都道府県の各警察本部が個別に管内データを公表する事例はありますが、形式・時期が統一されておらず横並び比較ができないため、本ページのv1では未収録としています。地域別の単価データは「警備の労務単価インデックス」で47県分掲載しています。
- Q. 業界売上高はなぜ掲載されていないのですか?
- 警察庁の『警備業の概況』には売上高の集計は含まれません。全国警備業協会や民間調査会社が独自に推計値を公表する場合がありますが、調査範囲・手法が異なり一次ソースとして整合性を持って扱えないため、本ページでは推定値による穴埋めは行っていません。「嘘NG文化」を厳守する方針です。
- Q. 業務区分別の比率の合計が100%を超えるのはなぜですか?
- 1社の警備業者が複数の業務区分(1号〜4号)を兼業しているためです。たとえば施設警備(1号)と交通誘導(2号)を両方行う会社は両方にカウントされます。比率は「全業者数に対する各区分の業者数」を示すので、構造的に100%を超えます。
- Q. 警備員数が増加していないのに業者数だけ増えているのはなぜですか?
- 警備員数は2020年→2024年で約0.1%とほぼ横ばいなのに対し、業者数は約6.8%増加しています。これは新規参入が主に小規模事業者で発生しているためで、5人以下の事業者が全体の26.4%、50人未満まで広げると約8割を占めることが、警察庁CSVからも裏付けられます。「1社あたり警備員数」は減少しており、業界全体として零細化・分散化が進行しています。
- Q. 機械警備の対象施設数が増えている背景は何ですか?
- 2020年→2024年で機械警備対象施設数は約7.8%増加しています。背景には、警備員の高齢化(60歳以上が46.9%)と人手不足がある中で、現場の有人警備を機械化・遠隔化する流れがあると考えられます。警察庁の『警備業における省力化投資促進プラン』(令和7年)でも、業界横断の方針として明示されています。
都道府県別の労務単価を確認する
市場規模 × 都道府県別単価で、地域別の発注水準を把握
詳しく見る※ 本ページの数値は警察庁公表の全国計データのみで、地域別の規模は未収録です。
一次ソース(警察庁 公表資料)
本ページの数値・参照に使用した公的資料一覧(最終検証日:2026-06-10)。
- 令和6年における警備業の概況(CSVデータ)
(警察庁 生活安全局・csv_table ・対象年: 2020・2021・2022・2023・2024)
警察庁が公表する唯一の機械可読CSVで、警備員数・業者数のR2年〜R6年の5年経年データを含む。本ページの中核データソース。
- 令和6年における警備業の概況(PDF)
(警察庁 生活安全局・pdf_reference ・対象年: 2024)
PDFは画像主体で機械抽出が困難なため、本ページではCSVを正としつつ参照URLとして掲載。
- 警備業における省力化投資促進プラン(令和7年)
(警察庁 生活安全局・policy_reference ・対象年: 2025)
PDFは画像主体で数値の機械抽出は不可。政策文脈の参照のみ。
- 警備業における適正取引推進等に向けた自主行動計画(令和7年)
(警察庁 生活安全局・policy_reference ・対象年: 2025)
PDFは画像主体。数値抽出不可。政策文脈の参照のみ。
- 人口減少時代における警備業務の在り方に関する報告書
(警察庁・policy_reference )
報告書本文。市場規模・推移そのものは未掲載のためポジショニング参考のみ。
未公表・未収録データ
- 都道府県別 警備員数・業者数 :警察庁の『警備業の概況』は全国計のみで、都道府県別の数値は公表されていない(47都道府県の各警察本部が個別公表する場合もあるが、公表時期・形式が統一されておらず横並び比較不能)。 (仮値で埋めず、ページ上で『未公表』として明示する。今後、都道府県警察の個別公表データが揃った段階で順次補完予定。)
- 業界売上高(全国・経年) :警察庁の『警備業の概況』には売上高の集計は含まれない。全国警備業協会(公益社団法人)が会員企業を対象とした調査を実施しているが、公式サイトでの公開範囲が限定されており、v1の公表ソースからは安定して取得できなかった。 (推定値・他社調査の引用は本ページでは行わず、『一次公表データに含まれない』ことを明示する。)
- 業務区分別 契約件数・契約金額 :警察庁CSVは『業務区分ごとの業者数』は公表しているが、契約件数・金額は公表していない。 (公開可能な業者数構成のみ掲載し、契約件数・金額は『未公表』として欠損のまま提示。)
最終更新:2026-06-10 / データ版:令和6年(2024年)末