警備員の採用では、履歴書の 「健康状態」「自己管理能力」「規則を守れること」 が特に重視される傾向があります。学歴や職歴の華やかさよりも、安定して長く働けるか を採用側は見ています。

本記事では、未経験・経験者・シニアの3パターン別に 警備員向けの履歴書の書き方 と例文を整理します。警備業法の欠格事由など、警備業特有の注意点も網羅しています(2026年6月時点)。

※ 履歴書の様式は厚生労働省の履歴書様式例 を参考にできます。会社指定の様式がある場合はそちらに従ってください。

警備員の履歴書 必須項目チェックリスト

項目記入のポイント
氏名・生年月日戸籍通り、年齢計算ミスに注意
住所・連絡先緊急連絡先も併記
学歴中学卒業以降を時系列で
職歴アルバイトも雇用形態を明記、空白期間は理由を補足
免許・資格普通自動車免許は警備業で有利
健康状態「良好」+具体的な記述
通勤時間夜勤対応の判断材料
志望動機業務区分への興味+自己管理能力
自己PR警備業に活きる強み
本人希望欄勤務希望時間帯・配属希望

警備員の履歴書で見られる3つのポイント

① 健康状態と体力面

立哨・屋外勤務が中心の警備業務では、「健康であること」 が最大の前提条件です。健康状態の記入欄は「良好」だけで終わらせず、「定期的に運動している」「夜勤経験あり、体調管理に自信あり」など具体性を持たせると好印象です。

② 規則・時間を守れる人材か

警備員の業務は 時間厳守・指示遵守 が必須です。職歴のなかで「継続して働いた経験」「遅刻欠勤がなかった経験」を自然に盛り込むと、採用側の判断材料になります。

③ 警備業法の欠格事由に該当しないか

警備業法第14条に定める欠格事由(18歳未満、破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者、一定期間内の禁錮以上の刑など)に該当する場合、警備員として採用できません。詳細はe-Gov 警備業法 でご確認ください。

未経験者の履歴書 例文

志望動機の例文(未経験)

「社会の安全に直接貢献できる仕事に魅力を感じ、警備員を志望しました。前職では接客業で長時間の立ち仕事を経験しており、体力と忍耐力には自信があります。御社の施設警備業務で、利用者の方々の安全を守る役割を担いたいと考えています。新任教育を通じて警備業務の基礎を確実に学び、長く貢献していきたいです。」

ポイント

  • なぜ警備員か(社会貢献・安定)
  • なぜ未経験から挑戦するか(前職経験の応用可能性)
  • 長期就業の意欲

自己PRの例文(未経験)

「前職で5年間、コンビニ店長を務め、シフト管理・夜勤対応・接客対応を経験しました。深夜勤務でも体調管理を徹底し、欠勤はゼロでした。警備業務でも、規則正しい勤務と冷静な対応で貢献できると考えています。」

ポイント

  • 数字を1つ入れる(5年間、欠勤ゼロ等)
  • 警備業に直結するスキル(夜勤・体調管理・規則遵守)

未経験者向けの全体像は警備員 未経験から始める完全ガイド でも詳しく整理しています。

経験者の履歴書 例文

志望動機の例文(経験者・転職)

「現職で3年間、施設警備業務に従事しており、無事故・無遅刻で継続しています。業務検定2級(施設警備)を取得し、より大規模な現場で経験を積みたいと考え、御社を志望しました。御社の管制業務システムの導入実績にも興味があり、業務効率化の現場を経験したいです。」

ポイント

  • 在職中の実績(無事故・継続年数)
  • 取得資格を明記
  • 転職理由の前向きさ

自己PRの例文(経験者)

「業務検定2級(施設警備)を取得し、3年間で延べ約700日の立哨業務を経験しました。後輩の新任教育補助も担当し、現場での教育スキルも身につけています。今後は1級取得を目指し、班長・隊長へのキャリアアップを希望しています。」

ポイント

  • 具体的な数値(700日、3年間など)
  • 教育・指導経験のアピール
  • キャリアビジョン

経験者の転職全般は警備員の転職完全ガイド も参考にしてください。

シニア(60代以上)の履歴書 例文

志望動機の例文(シニア)

「定年退職後も社会と関わり続けたく、警備員を志望しました。前職では工場管理職を15年務め、規則の遵守と安全管理の意識は身についています。健康診断では問題なく、ウォーキングを毎日継続しています。施設警備の固定配置で、長く貢献していきたいです。」

ポイント

  • 退職後の前向きな就業意欲
  • 健康状態の具体的な記述
  • 体力負担の少ない配置希望を明示(採用側の安心材料)

自己PRの例文(シニア)

「責任感と継続性が私の強みです。前職では月80時間以上の残業も経験し、自己管理を欠かさず続けてきました。警備業務でも、規則の遵守と冷静な状況判断で確実に貢献できると考えています。」

ポイント

  • 過去の継続実績
  • 自己管理能力
  • 落ち着いた印象を与える表現

シニア向けの楽な現場の探し方は警備員に楽な現場はある? で整理しています。

業務区分別の自己PR

応募先の業務区分に合わせて自己PRをカスタマイズすると、採用率が上がります。

施設警備(1号)応募の場合

  • 屋内立哨に必要な集中力と忍耐力」
  • 「定型業務での 正確性・規則遵守
  • 緊急時の冷静な判断力

交通誘導(2号)応募の場合

  • 屋外作業への体力的耐性」
  • 短い時間での状況判断
  • 安全意識と他者への注意配慮

貴重品運搬(3号)応募の場合

  • 慎重な業務遂行
  • チームでの連携意識
  • 長時間の集中持続力

身辺警護(4号)応募の場合

警備員の履歴書でやりがちな5つのNG

① 健康状態を「良好」だけで終わらせる

→ 「持病なし、毎月の健康診断結果良好、ウォーキングを継続中」など具体的に。

② 過去の警備員経験で「辞めた理由」をネガティブに書く

→ 「より大規模な現場で経験を積みたい」「資格取得のため学習時間を確保したい」など前向きな転換を。

③ 職歴の空白期間を隠す

→ 採用側は前職調査するので、隠すと信頼を失う。空白の理由を簡潔に補足。

④ 写真の使い回し・暗い表情

→ 警備員は 第一印象 が重要。明るい表情・清潔感のある写真を用意。

⑤ 志望動機が「給料が良いから」だけ

→ 給料は本音でも、表に出すと長続きしない印象に。社会貢献・自己成長の文脈で。

履歴書を出す前のセルフチェック

提出前に必ず以下を確認してください。

  • 誤字脱字・年号・電話番号の確認
  • 写真の貼り付け・サイズ
  • 印鑑の押し漏れ
  • 警備業法の欠格事由に該当しないか
  • 健康状態欄の具体的な記載
  • 志望動機が応募先と合っているか
  • 提出用ファイル・封筒の準備

履歴書を活かす次のアクション

履歴書を整えたら、次は 応募先の選定 がポイントになります。

まとめ|警備員の履歴書 3つの基本

  1. 健康状態と自己管理能力 を具体的に表現する
  2. 業務区分別の自己PR で応募先にカスタマイズ
  3. 欠格事由の確認誤字脱字チェック を必ず提出前に

未経験から始める基本は警備員 未経験から始める完全ガイド、シニア向けの仕事選びは警備員に楽な現場はある?、転職全般は警備員の転職完全ガイド もあわせてどうぞ。本記事は2026年6月時点の一般的な情報です。